地雷原の村から浪江町へのメッセージ

地雷原のバダク村で活動している、トーンさんソピアプさん夫妻をはじめ、地雷被害者のメンバーから、浪江町のみなさまへのメッセージです。(以下、翻訳です。)


浪江町のみなさまへ


原子力発電所の事故による放射能のせいで、浪江町のみなさまが、ふるさとを離れ、避難所に避難された話を聞いて、とてもショックを受けました。


内戦時代にわたしたちの置かれた状況が、いまのみなさまの状況と同じに思われます。わたしたちも苦しみました。恐怖に怯え、帰る家を失いました。

みなさまの苦しみを、わたしたちの苦しみとして受け止めています。


どうか、みなさま、力をなくさないでください、希望をなくさないでください。神さまは、わたしたちを忘れません。浪江町のみなさまは、決して、ひとりではありません。


はやく全てが回復しますよう、願っています。

全ての悪運が消え去り、浪江町のみなさまに好運が戻りますよう、お祈りしています。

 

トーン、ソピアプ、そして地雷被害者メンバー一同

 



浪江町への想い(太田さんからのメッセージ)

福島県の浪江町へのカンボジアからの義援金のニュースを、先にお伝えしましたが、
今回の寄付先は、福島県二本松市の、大七酒造の太田社長との相談の末、決められました。

なぜ、浪江町のみなさまにと考えたか、以下、太田さんからのメッセージが届きました。

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 山本代表から、カンボジアの手織り工房のおばあさんたちからの義援金15万円の送り先を、被災地にいて事情に通じている太田君に選んでほしいというご依頼を戴きました。

 15万円。豊かと言えないカンボジアの方々にしたら、どれほどの大金でしょう。こんな貴重な善意の行き先を決める役割を仰せつかったことに大きな責任を感じたのと同時に、信頼いただいたことを光栄に思いました。

 この時点で、全国的に進められている義援金はまだ配分法も決まらず、一円も被災者には渡っていない状況でした。そこで私は、決定に時間のかかる大きな団体よりも、責任者の決断ですぐにも必要な用途に使っていただけるような規模の団体を選んだほうがよいのではないか、また、カンボジアからの善意が、広い地域を対象とした巨額の義援金の中に紛れてしまうよりも、これを契機にその団体とカンボジアの方々との間に何らかの絆が出来ることになれば幸いだろうと考えました。

 そうした様々なことから私が推薦したのは、浪江町への寄付です。浪江町は、人口二万人あまりの福島県太平洋沿岸の町で、今回の津波と福島原発事故による避難指示等のため、当初は約8千人もの方々が私の住む二本松市へ避難されてきていました。町長さんをはじめとする浪江町役場も、二本松市役所に臨時の事務所を設けてそっくり移動しています。

 浪江町は、福島第一原発の立地町である大熊町のすぐ北に位置しています。自ら望んで原子力発電所を誘致した立地町と異なり、望まずして同等の被害だけを被った浪江町の人々は最大の被害者と言えるのではないかと思われます。浪江町のような津波被災地の悲惨なところは、放射能の危険があるために、未だに行方不明の身内の捜索も許されず、遺体を弔うことすらできないこと、そして他の地域では力強く復興が軌道に乗りつつある中で、何もかもが3月11日のまま置き去りにされた焦燥感の中にいることです。

 浪江町への寄付をお奨めしたのは、当市二本松に避難されているというご縁ももちろんですが、自らは何も責任がないのに原発危機に遭遇して故郷を追われた浪江町の方々と、同様に心ならずも古里を地雷原にされてしまったカンボジアの方々に、相通じるものを感じたからです。

 これを機縁に浪江町とカンボジアの方々の間に、長く続く交流が生まれるならば、仲介した私としても非常に幸せに思います。


                                                                                                                            大七酒造  太田英晴    

福島県の浪江町に、カンボジアから義援金

カンボジアのメンバーからの義援金を、このほど、

福島県の浪江町のみなさまに寄付いたしました。

 

義援金は、わたしたちとともに活動をしている

カンボジア側(NGO Nature Saves Cambodia )のリット副代表や、

スレイサントール地区で糸を紡いでいるおばあちゃんたちなど、

メンバー一同から、あわせて15万円です。

 

4月13日、福島県の二本松市にある臨時浪江町役場で、

上野晋平副町長に、お渡ししました。

 

また、地雷原のバダク村で栽培したオーガニックコットンを使って、

コーダエ村で作った、手紡ぎ手ばた織りのハンカチ49枚も、

カンボジアのメンバーの意向で、あわせて寄付いたしました。

 

浪江町は、今回の震災で津波の被害を受け、

さらに原子力発電所事故の影響で、

住民の方々が二本松市内に避難しています。

町役場も、二本松市役所東和支所の2階に、臨時に移されています。

 

せっかくのカンボジアからの想いのこもった義援金ですので、

なるべくその想いが直接伝わるように、

顔の見える寄付になればと、わたしたちは考えました。

福島県二本松市にある大七酒造の太田社長が、

わたしたちの活動を、発足以来支援してくださっており、

太田さんにご相談した末、

今回の浪江町のみなさまへの寄付が実現しました。

なぜ、浪江町へと考えたか、

その想いは、太田さんからきょう届いたメッセージをごらんください。

(別途ニュースでアップされます)

 

長い避難生活を余儀なくされている浪江町のみなさま...

カンボジアの地雷原でオーガニックコットンを育てている地雷被害者の方々や、

そのコットンで手紡ぎ手ばた織りをしているおばあちゃんたち...

人と人とがつながり、友情と友情が新しい友情を生み、

信頼と希望が生まれますよう、願っています。

 

臨時浪江町役場

臨時浪江町役場にて(4月13日)

左から:吉田数博 町議会議長、上野晋平 副町長、太田英晴 大七酒造社長、山本賢藏 弊NPO共同代表

 

今回の義援金も、カンボジアのメンバーからの、たっての希望によるものです。

「日本のみなさんの苦しみが、自分の苦しみに感じる。ほんの少しでも役にたちたい」と、メンバーのみなさんは言っています。

こうしたカンボジアのメンバーの想いを伝え、

その意向を忠実に実現することが、

わたしたち日本側メンバーの役割だと考えました。

 以下、カンボジアからのメッセージです。

 

  

愛なる日本のみなさま、浪江町のみなさま

 

福島県の浪江町のみなさまが、原子力発電所の事故による高い放射能の数値のせいで、

二本松市に避難されていると聞き、わたしたちは悲しんでいます。

わたしたちも苦しんでいます。

 

事故がはやく解決され、問題が消え去ることを願い、お祈りいたします。

浪江町の復興を願い、お祈りいたします。

どうか、みなさま、力を保ってくださいますように。

全てがはやく回復されることを、切に願っています。

 

カンボジアNSC メンバー一同

 

 

 

4/23-24開催「アースデイ東京2011」に参加

4/23(土)~24(日)に東京・代々木公園で開催されるアースデイ東京に参加します。

ケヤキ並木エリアのメイド・イン・アースさんのブース内で、私たちの活動紹介と
同社とのコラボ商品「WITH PEACE」の展示・販売を行います。
共同代表・山本、石井とメイド・イン・アース代表・前田氏とのミニ・トークショーも
ありますので、ぜひみなさまお立ち寄りください。

詳細はこちらをご覧ください。

毎日新聞・Yahoo! ニュースで紹介されました。

毎日新聞のカンボジアからの義援金の記事が、Yahoo!ニュースで紹介されました。

毎日新聞.pngのサムネール画像

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